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第47回近畿学校保健学会のご案内
第47回近畿学校保健学会 会長 寺田 光世
来る6月24日(土)に第47回近畿学校保健学会を京都教育大学において開催させて頂きます。どうぞお誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
当日、午前中は一般発表を予定しています。一般発表としては学校保健に関わる研究と実践に関わる発表を広く募集します。
午後には特別報告、特別講演、およびワークショップなどを予定しています。
特別報告では「学校における結核集団感染への対処事例」を取り上げます。わが国では平成9年以降に結核の新規患者数と罹患率が増加に転じ、今後も感染者は増加する傾向が予測されます。最近では学校での集団感染があり、本学会として見過ごすことはできないと考えます。集団感染の発生に対する危機管理については教職員にとって未経験の部分が多分にあり、今回、近畿圏で結核の集団感染を経験された関係者から危機管理の一事例の報告を受け、今後の学校保健の研究・研修に役立てようとします。
特別講演では「少年犯罪と非行をめぐって、−学校保健への新たな期待−」をテーマにします。少年による猟奇的な少年殺傷事件が近畿圏において発生したことはまだ記憶に新しいところです。登校拒否、薬物乱用、いじめ、性の逸脱行動など、児童生徒の中ですでに深刻化している課題に加えて、この事件は教育関係者に一層大きなショックを与えました。今日、こころの健康の重要性が再認識され、学校カウンセリングの充実と健康に関する現代的課題の解決が重要課題になっていますが、このような背景のもとで、学校保健の関係者や研究者が少年犯罪と非行をめぐる心理を研究・研修することの意義は大きいものと思われます。
ワークショップでは「ロールプレイによる授業展開の理論と実際」と題して実演を含めた講演を賜ります。今日、学校保健の役割と養護教諭の職務は大きく変わりつつありますが、とくに養護の先生方が保健の授業を担当できるとする法律改正は画期的です。しかし、先生方のなかには授業担当の未経験に起因する問題を抱えている場合も少なくありません。今後、養護教諭による保健の授業研究が盛んになると思われますが、「ロールプレイによる授業展開の理論と実際」をワークショップ形態で研修・研究することは本学会として有意義なことであると思われます。
学会への多数の方々のご参加とご発表を心からお待ち申し上げます。
――平成12年2月1日 近畿学校保健学会通信 No.95 より――
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